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電影物語 - 仮想現実世界の貴女

電影物語 さ行

3DCGで描かれた女性像に叙情詩を添えています。

Sound of silence

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Sound of silence

先祖から 子孫へと伝えられる生命の鎖
わたしの心臓の鼓動が 聞こえますか?
太陽の暖かさを 感じますか?
暗闇を怖がってはいけない あなたは守られているのだから

わたしから あなたへと伝えられる親子の絆
お父さんの話し声が 聞こえますか?
わたしたちの愛を 感じますか?
暗闇を怖がってはいけない あなたは守られているのだから

息を殺して見つめている お父さんがあなたを待っています
あなたが生まれてくるまでの間 わたしは静かにあなたを待ちつづけます
それまであなたは 静寂の中 暗闇を友にして……

酒とバラの日々

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酒とバラの日々

昔愛した女の夢を見た とても悲しい夢を見た
全てを投げ捨て捨てられた 馬鹿な男の物語

 綺麗な衣装で心を隠し 高い酒を飲み
 薔薇を咥えて舞っている お前は夜の蝶
 今日は誰の腕の中 羽をたたむのかい?

昔愛した女の夢を見た とても惨めな夢を見た
全てを投げ捨て捨てられた 哀れな男の物語

 不釣り合いだと笑み浮かべ グラスを傾ける
 全てを無くしたこの俺を 見下すように
 見つめるお前は夜の蝶 何がそうさせる?

 いつまでも若くないのだと 叫んだこの俺
 冷ややかな視線が 突き刺さる
 いつまでもこんな暮らし 出来るはず無いのに…

…あれから十年が過ぎて ネオンが消えかかる
荒んだ暮らしを聞いたぜ 夜の街で

羽をもがれた蝶たちが 流した涙が
男を酔わせる酒になる 悲しい女の物語…

…あれから十年が過ぎて こんな俺にも
出来たぜ大事な宝物が 家族という名の

平凡な生活 それが何よりも心地よい
平凡な幸福 それが俺の宝物…

桜フロント

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桜フロント

雨の日に早く育てと花に水やる優しい子。
誰が馬鹿に出来ようか?

時の悪戯で季節を違えた春の蝉の音。
誰が馬鹿に出来ようか?

夜の灯に恋い焦がれた蛾の末路。
誰が馬鹿に出来ようか?

新たな出会いと桜の下で待ち合わせ。
桜前線近づいて、あれから二年が経ちました。

シェルブールの雨傘

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シェルブールの雨傘

多くの男性と出会って こころが揺らめいて
またひとつの恋が生まれたとしても
一体何が悪いというの?

どんなに素敵な男性と付き合っても
こころにぽっかりと穴が空いたみたいで
何ひとつ満たされはしなかった
それは、みんな、あなたとは違っていたから

最後のダンスパーティ。
あなたはわたしを誘ってくれると信じていた
勝手に信じ切っていた
勝手にキングとクイーンに選ばれるものと信じていた

でも、あなたが選んだのは普通の女の子だった
わたし、一体、何を期待していたんだろう?

パーティ会場を後にする あなたを追って雨の中
誰も傘ひとつさしてくれなかった

自転車に乗って

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自転車に乗って

自転車に乗って 風を感じよう
メットと皮のつなぎを脱ぎ捨てて 風を感じよう
どんなに長い上り坂も いつかは下り坂
ペダルから足を離し 自然に加速する

自転車に乗って 風を感じよう
とても自然なスピード感で 風を感じよう
髪なんて乱れたっていい 直せばいいのよ
ペダルから足を離し 自然と目的地

自転車に乗って 風を感じよう
もうすぐ大好きな彼の横に 追いつけるだろう
忘れ物のランチボックス 届けるだけだから
バスとわたしのどちらが 先に追いつくかしら

Charade

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Charade

「この染み、落ちないんだけど……」
湯上りのビールが急に不味くなった
「犯罪の臭いがする……」
彼女は僕を完全に疑っている

「早くしないと湯冷めしちゃうよ……」
バスローブ姿の彼女に声を掛ける
「浮気の臭いがする……」
彼女は僕を完全に疑っている

帰宅した僕を首を長くして待っていた、
彼女が付けたワイシャツの染み……
それに気が付くまで、もう少し待ってみよう

白い恋人たち

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白い恋人たち

この短くとも長い季節の中で
君はいつも 僕だけを見つめていてくれた
それが どんなに僕を勇気付けたか知ってるかい?
君は 小柄な白い妖精だった

この短くとも長い戦いが終わり
この土地を 僕は離れなければならないんだ
それが どんなに僕を苦しめたのか知ってるかい?
君は 僕の白い妖精だった

降り積もった白く輝く雪も溶けてしまうように、
いつの日か 僕の想いも消えてなくなるのだろう
オリンピック 全ては白い夢の中に

Jump

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Jump

成功した者への憧れは 誰もが持っている
成功した者への妬みも 誰もが持っている

成功しない者たちは誰も 途中で全てを諦めている
成功しない者たちは誰も 成功した者たちの努力を知らない

こころの中で革命が始まった
小さな頃に封印した夢が 膨らんで 膨らんで
すぐにでも弾けそう

努力しないひとたちはいつも 努力を馬鹿にする
努力しないひとたちはいつも 才能をも馬鹿にする

こころの中で革命が始まった
諦めきって封印した夢が 少しずつ 光だし
すぐにでも破裂しそう

馬鹿にされたって 貶されたって
先人たちを見習って 少しずつ 努力して
私だけの夢を叶えるんだ

だから大きくジャンプする

Sky high

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Sky high

地球が最期の悲鳴をあげたとき
初めて人類はひとつになった
母なる大地は生命を育むのをやめ
父なる太陽が大地を焼き尽くす

初めて人類がひとつになったとき
人類は初めて神の声を聞いた
母なる大地には長い休息が必要だ
父なる太陽は冷えぬよう温めよ……

 我々は 捨てるのではない 巣立つのだ
 大空高く宇宙へと 新天地を目指すのだ

この星を遠く離れても 我々は忘れない
この母なる星を
過ちを繰り返さぬことを心に誓い
人類を乗せた方舟が 今 飛び立つ

Speak softly love

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Speak softly love

親が死んだ後に残されるものは
逆らえない現実と悲しい運命

人々は夢を失い残された道は
現実を逃避するためネットを彷徨い

富を得た者たちはおごれるままに
金にものを言わせ美酒に酔いしれる

私が死んだ後に残せるものは
生き延びる術と家族の絆だけ
家族を思いやる強い絆だけ

すべての山を登れ

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すべての山を登れ

僕たちは 険しい山を登りつづける 旅人みたいなものさ
途中で山を登るのを諦めてしまうひと
見事 山を登りきることができる強いひと
ひとそれぞれに 見合った山がある

ゆっくりでも良いんだ
ゆっくりと ゆっくりと 一歩ずつ足を前に出せば良いんだ

僕たちは 人生という山を登りつづける 旅人みたいなものさ
途中で足を止めて景色を見渡してみようよ
見事 ここまで登って来たんじゃないか

ゆっくりでも良いんだ
ゆっくりと ゆっくりと 全ての山を登り切ろうじゃないか

喜怒哀楽、人生という名の 全ての山々を

清流

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清流

ダイエットに夢中になっている君。
この自然の中で僕は思う。
僕は痩せている女性よりも、健康的な君が好きだ。

Sentimental journey

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Sentimental journey

たまには独りぼっちの旅もいいものだ
昔大好きだったひとが話してくれた風景を訪ねてみたい

下町で生まれ育ったわたしには田舎がない
昔大好きだったひとが生まれ育った風景を訪ねてみたい

青く澄み渡る空に 白く大きな雲が低く浮かんでいる
こんな環境の中であのひとは育ったんだ、
つい 口元が緩んでしまう

排ガスとスピンドルオイルが焦げる臭い
それがわたしの生まれ育った場所だ

あのひとの故郷に別れを告げよう
ごめんね 故郷を捨てられなくて
ごめんね そこがわたしの故郷なの
どんなに汚れていても わたしの大切な故郷なの……

不似合いなエスカレータが私を現実の世界へ引き戻す
(いつでも、戻っておいで……)
今、懐かしい声が聞こえた気がした……

草原の輝き

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草原の輝き

田舎には真実の自然が無い。
必ず誰かの手が加えられている……。

僕と彼女が通った小学校は既に無く、草野球のグランドに姿を変えていた。
幸いにも校庭のブランコはまだ残されている。

彼女が僕の手を引いてブランコを指差した。
小さい頃と同じ、まるで子供のような笑顔に出逢うことができた。

光と風と水、そして、この大地があれば僕たちは生きてゆけるんだ。
祖父も、父もこの自然と共存して生きてきたんだ。そして僕も。

何も無かった荒地に若葉が茂り、生命の息吹を感じさせてくれる。
僕は都会に出て、何が必要なのか、やっとわかったんだ。

田舎には真実の自然が無い。
これから僕と彼女が新たなる真実を刻んでゆく。
そう、この輝きの中で。