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電影物語 - 仮想現実世界の貴女

電影物語 か行

3DCGで描かれた女性像に叙情詩を添えています。

Cocktail

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Cocktail

夏になると、仕事で色んな海岸リゾートに行ったよ。
フロリダ・キーズのココモで君と出会った。
君に恋なんて、してないさ。アルコールで顔が火照っただけさ。

今年の夏も、仕事で色んな海岸リゾートに出かけたよ。
フロリダ・キーズのココモで君に愛の告白をした。
君のカクテルは海と空の色。
一緒に世界中の海を周ろう。
世界中の海と空の色を君にあげる。

君は商売道具を静かに片付け、飛行機のチケットを受け取った。

風が運んでくれたもの

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風が運んでくれたもの

爽やかな風があなたを変えてゆく
少女から大人へ あなたは美しく
この日が来るのを僕は恐れた
少女の心変わりを気にして

爽やかな風があなたの服を濡らす
穏やかな波が 突然大きく
この日が来るのを僕は待っていた
僕はあなたに 心ときめかせ

爽やかな風がふたりに囁く
また来年も ふたりでおいでと
あなたが僕に近づき そっと手が触れた
今日の気持ちを きっと忘れない

爽やかな風がふたりを変えてゆく……
友達から 恋人に
爽やかな風が未来を変えてゆく……
今日の気持ちを ずっと忘れない

風のささやき

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風のささやき

天使が耳元で もう止めろ、と囁きます……

みなさん この世からお金が無くなったら、
どんなに素晴らしいことでしょう

弱きものから搾り取れるだけ搾り取り、
強者にそれを還元することが この世のルールなのです

誰も助けてはくれない貧しさから、
あのひとは罪を犯したから 囚われの身になりました

悪いことをしているひとは大勢居るのに
何故 弱きものだけが 目の敵にされるのでしょう?

生きるということに無限の選択肢があるなんて、
選べる道があるなんて 嘘に決まってる

悪魔が耳元で その通りだ、と囁きます……

私は悪意という名の囁きに 耳を傾けました
これから私がすることは みなさんには秘密です

カーニヴァルの朝

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カーニヴァルの朝

眩い太陽の下で私は生まれた
大通りに向かって ザワメキが移動する
私は生きている、そんな実感が湧いてくる

人々の熱気を風が運んでくる
あちらこちらで バクチクの音がする
気持ちいい朝だ。生命の鼓動が聞こえてくる

去年の今日 陽は昇り あなたと出会った
昨日も 今日も 一昨日も陽は昇ったのに
何故 あなたはここに居ないの?

眩い太陽の下で私は生まれた
陽が昇るたびに あなたを思い出すだろう
いつかどこかできっと 巡り会う日を夢見て

彼女のこと

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彼女のこと

彼女について、何を語ろうか?
小学校からの幼なじみ。
高校は別だったけど、休日はいつも一緒に遊んでいた。

互いに何も隠す必要がなかったから、
僕は彼女の良いところを全て知っている。
もちろん、彼女も僕の悪いところを全て知っている。

互いの夢を適えるために大学へ、一緒に上京した。

彼女について、何を語ろうか?
誰よりも長き時を過ごした。
就職先は別だったけど、休日はいつも一緒に過ごしていた。

互いに求め合いそれを望んだから、
僕は彼女の良いところを全て受け入れた。
もちろん、彼女も僕の悪いところを全て受け入れてくれた。

彼女について、何を語ろうか?
彼女こそ、僕の永遠の恋人……そして妻。

彼女の部屋

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彼女の部屋

君の欲しいものは何でも買ってあげた。
それが愛情の深さなのだと信じていた…。

すでに必要なものは引越し先へと送られている。
残されたものは僕が贈った品ばかり。
「一緒に過ごす時間が欲しかっただけ……」
君はそっと涙を拭った。
最後の言葉が氷の矢となって、僕の凍てついた心に突き刺さる。

主を無くした部屋には、ブランドと言う名のガラクタと膝を抱えた僕だけが残された。

君が待つ店

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君が待つ店

今日は僕の誕生日。
君は店の入り口にクローズの札を下げ、
店内の照明を明るくして僕が来るのを待っていた。

君に似たひと

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君に似たひと

昔愛した女性。
彼女は汗をかくと身体が冷えるから嫌だ、と言って夏でも長袖を着ていた。
あれから何年経っただろう?
年老いた私は第二の人生を歩むためにこの街に来た。
ある夏の散歩道の途中、私の胸の奥から熱いものが込み上げてきた。

君住む街で

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君住む街で

あの日 君を失ってから 初めて気がついた
胸の奥が 空っぽになると言う事が

あの日 君を傷つけてから やっと気がついた
もう二度と 出会えないかもしれない事に

 君の故郷は 君に優しいですか?
 心の傷を癒してくれますか?

今日 この街を尋ねて 花束を買った
もう一度 初めからやり直したかった

 君の故郷は 僕を許してくれますか?
 二人の傷を癒してくれますか?

古い教会に向かって 僕は歩き出す

君の瞳に恋してる

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君の瞳に恋してる

いつも遠くから視線を感じていた。
それが誰なのか僕にはわかっている。
いつも心配そうな視線を感じていた。
それが誰なのか僕にはわかっている。

僕を見守る力強い視線。
人目を気にしてる君からの熱いメッセージ。
僕は君から目が離せない。
目の前にいる君に、
僕からも愛を込めたメッセージを送ろう。

教室

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教室

彼女とは三年間同じクラスだった。
病気がちな彼女は病院で大半を過ごした。

卒業と言う別れを惜しむ者はいる。
だけど、教室に敬意をはらう者は彼女だけだった。

進学する者、就職する者、その他もろもろ。
僕は来月から働きながら、彼女の見舞い客になる。

くちづけ

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くちづけ

二人だけで田舎暮らしを始めた。
冬から春へと季節が流れ出す。
二人だけで家の修復を始めた。
朝から気持ちの良い汗を流す。

僕の飲みかけのココアのカップ。
僕の目を盗んで、そっと君がくちづける。

汚れなき悪戯

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汚れなき悪戯

誰をも寄せ付けない禁断の扉
それは、わたしのこころの扉に似ている
葛藤
恐怖心を好奇心が打ち勝つことができるのか?
でも、少しだけ。ほんの、少しだけなら……
許されるかもしれない

自分から行動を起こさなければ、何も始まらない
そんなこと、誰もが分かっている
甘え
誰かに何かを求めるのか、誰かに何かを与えるのか?
でも、少しだけ。ほんの、少しだけなら……
誰かにすがりたい

誰をも寄せ付けない禁断の扉
そっと脚を踏み入れてみる
薄暗い回廊をわたしの足音だけが鳴り響く
張りつめた空気がわたしの五感を刺激する
突然
網膜を神々しい光が刺激する
やがて涙があふれ出す……
何をやっていたんだろう? わたし
甘えたければ、素直に甘えれば良かったんだ……

ここは昔、心優しき少年が亡き母と会えた場所

Copacabana

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Copacabana

ねえ、ローラとトニーの物語を知ってた?
昔、この海岸で哀しい恋が終わったんだって……。
ガイドの話を真に受けた彼女はヒロインだった。

なあ、あれは歌の中の物語だよ。
昔、この海岸を舞台にした歌が流行ったんだよ……。
ガイドの話を真に受けた彼女の耳には届かない。

異国の暑く、原色の似合う風景の中に僕たちはいる。
やれやれ、彼女にお似合いのヒーローにはなれないみたいだ。
僕は、歌の中で銃で撃たれたトニーに嫉妬した。