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恋人たちの季節 第一章 - 詩集

恋人たちの季節 第一章

 

恋人たちの季節 第一章

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人魚

アルバイトで知り合った君。
二人だけのアルバイトなのに、
いつも僕ひとりにプール掃除を押し付けて泳いでいるんだね。

デッキ・チェア

高原の避暑地にドライブに来て迷子になったのに、
どうして君は他人の別荘、
しかも誰も居ない別荘で平気でくつろげるの?

はじらい

二人で海に行く日。
君は少し照れながら、僕の前に姿を現した。

サヨナラ

春、夏、秋、冬と季節は巡り、また春が訪れた。
今も僕の胸を苦しめる。
何故あの時、君を家まで送らなかったのだろう。

清流

ダイエットに夢中になっている君。
この自然の中で僕は思う。
僕は痩せている女性よりも、健康的な君が好きだ。

桜咲く

野に花が咲く頃、あなたと初めて出会った。
そして野に花が咲く頃、あなたと別れた。
あなたが僕の初恋の女性でした。

斜陽

いつもの待ち合わせの場所。
街灯の影が君の背よりも高くなる頃、
君の影と僕の影、ふたつの影が寄り添うだろう。

夕涼み

真夏の温泉地。
温泉好きの君は朝から入湯めぐり。
そして、このレンガ作りの温泉の裏庭が一番過ごしやすいことを知っている君。

夕凪

せっかくの夏休みなのに、急な仕事が入ってごめんね。
深夜、誰も居なくなったスタジオで、僕たちは世界中の海を旅行した。

こころ

君は同僚たちから嫌がらせを受けても負けないくらいに強い女性だ。
見てくれだけの女性が多い中、君は誰にでも優しさを忘れない。
そして他人のことを自分のことのように感じて涙を流すことのできる女性だ。
僕はそんな君が大好きだ。
でも、僕と一緒に歩くとき、君は帽子を目深にかぶり、
人目を気にするように離れて歩く。
だけど、もうその帽子は必要ないよ。
君と生きたい。