ビジュアル詩系総合芸術サイト「エデンの扉」

花言葉

花言葉 ま行

我が家の庭に咲く植物たちの写真に「花言葉」と詩を添えています。

マーガレット

Copyright(C)2014 Seine Lukis Allrights reserved.

花言葉「恋占い・予言・誠実な心・真実の愛」

マーガレット

『今日の君は いつもと何処か違う
 まるで夢を何処かに置き忘れてきたみたいだ』

待ち合わせの喫茶店
流れゆくひとを数えてみる
男性が多かったら、来ない
女性が多かったら、来る
何度も繰り返される、この一時が好きよ……

『今日のあなたは いつもと何処か違う
 まるで夢を何処かに置き忘れてきたみたい』

待ち合わせの喫茶店
空いている席を見渡してみる
短くなった、タバコの灰
口紅のついた、タバコの灰
中央に置かれた灰皿の上で僕たちは出会った……

ジャズが似合う小さな喫茶店
古いレコードのジャケットとタバコの煙の中で
「……たまには、こんなこともあるよね?」
僕が言うと、君が黙って頷く


・マーガレットとノースポールって似てるよね? でも写真に写っているのはマーガレット君に間違い有りません。
・西洋では「好き、嫌い」の花占いをタンポポの綿毛で占うのですが、日本では花びらをちぎります。どちらがどうと言うつもりは有りませんが、今回の物語では「次に通り過ぎるひとが男か女か」で占っていた女性と喫茶店内をぼんやり見渡している男性をふたりの間に置かれた灰皿が黙って見つめていた、そんな感じの物語に仕上げてみました。

マツバギク

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花言葉「怠惰」

マツバギク

話す事が苦手だったら、いくら時間をかけても構わないですよ
話す事に慣れてないなら、いくら時間をかけても構わないですよ
あなたなりに、自分の言葉で話してくれれば
私の心に必ず届きますから

他の人の真似なら、そんな事をしなくても構わないですよ
自分を偽るくらいなら、そんな事をしなくても構わないですよ
あなたなりに、自分を表現してくれれば
私の心に必ず届きますから

何故、何も言ってくれないんですか?
私の心があなたには届きませんか?

残念です
では明るくなるまで眠りましょうか


・このマツバギク君は暗くなるとすぐ花を閉じちゃうので怠惰、つまり怠け者と言う花言葉がつけられたそうです。でも、めちゃくちゃ綺麗な花だよね?
・自分の生活習慣を頑なに守る人もいれば、新しい事ばかりに夢中になる人もいるのだけど、あなたはどちらのタイプの人ですか? まあ、殆どの人がその中間なんだろうけどね。

マツバボタン

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花言葉「無邪気・可憐・忍耐」

マツバボタン

昔 僕たちの先祖は友達同士だったんだよ
文字や様々な文化を教えてもらっていたんだ

昔 小さな国が大きな国なんだと勘違いした
そこから全てが狂いだしてしまったんだよ

だから もう止めようよ 互いに傷つけあうのは
悪気が無いのは 無邪気さの所為
「ごめんなさい」から始まる友情もある


・このマツバボタン君は我が家のワンちゃんが寝場所に掘った溝から生えたものです。家の庭の他の場所には何処にも生えていませんので……ワンちゃんよ、お前が犯人か?

マリーゴールド

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花言葉「嫉妬・絶望・生命力」

マリーゴールド

嗚呼、神様
何故 あのひとに 天からの才能を与えたのですか?
何故 わたしには その才能を理解できる才能しか与えてくれなかったのでしょう

嗚呼、神様
本当は あのひとと 友だちになりたかったのに
わたしは 嫉妬のあまり あのひとに酷いことをしてしまいました

あなたが与えてくれた才能は 今も わたしを苦しめます
本当は あのひとと 友だちになりたかったのに……


・とても力強い生命力を感じさせてくれる植物です。たいした世話をしなくても、どんどん株が大きくなり、秋頃まで花を楽しませてくれます。
・今回、初めてマリーゴールドの花言葉に「嫉妬・絶望」があるのを知ったのですが、ひとの心から嫉妬や妬みと言った醜い心が無くなる日がくればいいな。

ミョウガ

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花言葉「失恋から立ち直る」

ミョウガ

丁度 南風から北風に変わる季節になりました
今はもう 僕の隣には誰も居ないけど

あんなに好きだったのに 涙も出なかった
彼女が本当に好きだったのか 今では分からない

携帯メールの 文字だけのサヨナラが
ただ ただ 悔しかっただけ

今までもそうしてきたように また恋をするだろう
通りすがりの女性と また恋に落ちるのだろう

柔らかさと温もりを感じている瞬間だけが、
僕を安らぎへと導いてくれた

今までもそうしてきたように また恋をするだろう
通りすがりの女性に また安らぎを求めるのだろう

何度も 同じ事の繰り返し
それでも「まあ、いいか」で始まる恋もある


・庭先でちょこんと顔を出したミョウガ君を収穫してみました。独特な風味を持つ茗荷に対して、私はあまり良い印象を持ってはいません。たぶん昔見た映画「~村」が原因だと思います。気になる方は、勝手に調べてみてね。
・今回の物語では、私自身が嫌いなタイプ、ちょっと可哀想な男性像を描いてみました。相手に求めるのではなく、見返りを求めずに自分が相手に与えようとする感情を愛情と呼びます。以下コメントなし。

ミント

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花言葉「有徳のひと・もう一度愛して」

ミント

あの日から あなたは何事も無かったように 静かに笑みを浮かべている
あなたは解放されたのですか?
この世の ありとあらゆる柵から あなたは解放されたのですか?
あなたの夢だった 自由を手に入れたのでしょうか……?

ペパーミントの風が私に呟きます
もう ここには愛は無いのだと……


・いつの間にか、家の庭の芝生の三分の一近くからペパーミントが顔を出しました。初めのうちは芝刈り機で刈り取っては見たのですが、何だか可哀想な気がして育つだけ育ってもらうことにしました。短く刈り取ったペパーミントの上を歩くと、香りがたって中々いい気分だったりします。そうそう、最近ではお風呂に入れてます(夏限定)。

ムクゲ

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花言葉「恋の虜・信仰」

ムクゲ

ギリシャ神話の神々に
引き裂かれてしまった片割れよ

きっかけは何でもいい
再びあなたと出逢うことができたのだから

恋心は相手を求め奪うもの
愛情は自分を与え続けるもの

恋は自分のこころを満たすため
愛は相手のこころを満たすため

恋から愛へと移り変わる瞬間、それは
あなたを信じると言うこと
そうそれは
信仰に他ならない


・このムクゲ君は門をくぐってすぐの所に植えてあるのだけど、写真よりもかなりくすんだ色で目立ちません。だからずっと写真を撮る事すら忘れていました。意外と八重咲きでパープルのムクゲって珍しんですよ、と以前誰かが言っていました。

ムスカリ

Copyright(C)2014 Seine Lukis Allrights reserved.

花言葉「失望・失意・伝わる心」

ムスカリ

白い北風吹くたびに お前の涙を思い出す
掻き揚げた髪がさらさらと 指の隙間を逃げてゆく

何故、手を伸ばしても掴まない?
もう、誰も信じられないのかい?
こころを閉ざした 我が子を見つめる
なのに、声が届かず転げて落ちた

青いムスカリ見るたびに 赤子の頃を思い出す
望まれ生まれた我が子は 春の希望そのものだった

何故、何も話してくれない?
もう、全てを諦めてしまったのかい?
こころを閉ざした 我が子を見つめる
いっそ、お前と一緒に落ちようか……?

青いムスカリ見るたびに 白い北風吹くたびに
望まれ生まれた我が子よ お前の笑顔を思い出す


・ムスカリの別名は「グレープ・ヒヤシンス」と言うそうです。花壇の一角に球根を植えておくと、毎年ビックリするくらいに増えます。
・この詩の形式は変形ソネットと呼ばれるものです。そして今回の物語は文芸ベースではOKなのですが、商用ベースではタブーとされていたものです。
・もし、愛する者が道を踏み外し、落ちてゆくのならば、私は一緒に落ちようとは思いません。無理やりでも、力ずくでも手を握り締め、引き上げてあげることが愛情、絆だと考えています。

ムラサキケマン

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花言葉「あなたの助けになる」

ムラサキケマン

自分が悲しくって 苦しかったように
他の人も悲しさや 苦しさを感じていたことに
何故 気がつかなかったのだろう?

自分だけが ではなく
自分も他の人たちと同じなのだと
何故 気がつかなかったのだろう?

悲しいひとを見ても
何も感じないひとなんて……
涙目の君の言葉が 耳の中で木霊する

君が好きだったから 傷つけてしまったように
自分の独占欲を 憎しみに転化していたことに
何故 気がつかなかったのだろう?

自分だけが ではなく
君のために何かが出来ないかと
何故 思いつかなかったのだろう?

今は黙っていよう
それで強くなれるのならば
涙目の君の肩を そっと見送ろう


・例年ならば割とこまめに草刈りをしちゃうんですけど、ちっこい草も、放っておけばいつかは知らない花が咲く、と言うことで庭先で発見したムラサキケマン君です。
・優しさって一体なんなんでしょう? 気休め程度に優しい言葉を投げかけてくれる人はいくらでも居ます。でも殆どの場合、大人になれば分かってしまうことなのだけど、それって本当に気休め程度の優しさでしか過ぎませんよね?
・嘘とは言わないけれど、その場の優しさに人はすがってしまいます。その優しさにすがり続けてしまうと、心の成長が止まってしまうのではないか? と個人的に考えてしまったりする今日この頃だったりします。

ムラサキツユクサ

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花言葉「尊ぶ」

ムラサキツユクサ

机の上には 今もあなたの姿が
優しくわたしの方へ 微笑みを浮かべている
あなたが好きだった 海の見える公園を
ひとりで歩いてきたの 思い出を懐かしむように

ふたりで撮った 一枚の写真 もう色褪せているけれど
あの日こころに 刻みつけた 新鮮さはまだ
失っていない
時に流され ひとは変わるけど
わたしはまだ ずっと……

わたしは今では 子供たちに囲まれて
希望の明日に向かい 瞳を輝かせている
あなたの夢だった 争いのない世界を
この子たちのためにも 少しでも近づけたい

あなたと共に 無数の光が あの空焦がし消えていった
あの日の写真の 風景さえも 変えてしまったけれど
どんな時でも
時は流れて 街は変わるけど
わたしはまだ ずっと……

わたしの手の上には 写真のあなたの姿が
優しくわたしの方へ 微笑みを浮かべている


・私だけかもしれませんが、ずっと「ツユムラサキ」と言う名前の花だと思っていました。
・今回の詩は、知る人ぞ知る、昔書いた作品をリメイクしています。

モクレン

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花言葉「自然を愛す」

モクレン

人類の歴史は まだ浅い
人類は 皆 他の生命を得ることにより、
生きている
人は それを「自然の恵み」と言う
私は それは違うと思う
私は それを「友情」と呼びたい

人類は友情を 裏切った
人類は いつか自然に復讐される時が来る
早く 仲直りしなければ
もう 始まっているのかもしれない
だから 早く 友情を取り戻さなければ


・何となく、庭に植えられているモクレン君の花を間近で見た記憶がありません。でも、花が終わって地面に落ちた花は、毎年大量に見ることが出来ます。そして、その散り落ちた花たちは、堆肥箱に入れて新しい生命のために姿を変えてもらっています。
・人間も自然の一部に過ぎないことを忘れないようにしましょう。