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クリエータ志望者へ - エッセイ

クリエータ志望者へ

2006/12/23~

 夢を叶えるよう努力することは大事なことです。でも、家族の応援があって、初めて夢を追うことができるのです……。家族を大切にしましょう。
 そしてこのエッセイの内容は、特にどの業種とは言いませんが、大体どの業種も似たり寄ったりですので、気軽な読み物程度に目を通すことをおすすめします。

注:このエッセイは2006/12/23当時に書かれたものであり、内容的には2000年前後、インターネット普及以前の内容になっています。個人的には「そうそう、こんなこともあったよね?」程度の認識しか持ち合わせておりません。まあ、リクエストが少なからずあったので復活させました。

クリエータ志望者へ

- エデンの扉 -
  1. 学歴って必要?
  2. プロってなに?
  3. 意外と知られていないHPの話
  4. 男の退き際
  5. 悪循環
  6. 継続は力なり、だってさ
  7. 急がば回れ
  8. ちょっと考えちゃいます
  9. 忘れ物
  10. 挨拶してますか?

学歴って必要?

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 毎年夏になると、何故か不思議なくらいにクリエータ志望の人たちが増えてきます。
 そこで、クリエータになるには学歴は必要なのでしょうか? こんな質問をすると必ず必要ではない、学歴は関係ない、と言う人がでてきます。企業に属しているか、仕事のキャリアが長いか、それとも仕事をしたことがない人だけが、学歴は関係ないと答えることを覚えておきましょう。

 本人の気持ち次第なのですが、初めのうち、クリエータの仕事をすると必ずクライアントから聞かれるのが「学歴」なんです。しかも料金の話をする前にね。そこで大卒だと答えれば、学部や学科は関係なく、円滑に話が進むのですが、そうでない場合、ちょっと話が変わってきます。
 みなさんも話に聞いたことがあるかもしれませんが、仕事を納品して銀行にお金が振り込まれるまで「いくらの仕事」をしたかわからない、なんて話しを聞いたことありませんか? そのほかに、同じ程度の仕事をしているのに人によって料金が異なる場合もありますよね? もし、大学を出ていれば、キャリアにもよりますが、私の知る限りそう言うことはほとんどありません。
 参考になるかどうかわかりませんが、同じ程度の仕事をする場合、大卒ではない人の料金は、最悪の場合大卒の人の1/5程度だと思ってください。

 もし、あなたの親が大学を出してくれる、と言うならば甘えた方が良いと思います。または、金銭的に余裕があるのなら、地道にコツコツとキャリアを積んで単価を上げるのが一番かな?

プロってなに?

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 そのことを職業として、生活できるだけの収入を得ることができる人をプロと呼びます。そして、お小遣い程度の収入を得られる人を「セミプロ」と呼び、仕事とは関係なしに趣味でやっている人を「アマチュア」と言います。

 それでは、セミプロやアマチュアたちの作品は上手なのでしょうか? 普通、彼らの作品が上手であれば、このインターネットの世の中ですから、プロになって当たり前ですよね? でも実際はそうなりません。何故ならば、プロが使う「上手な作品」とセミプロやアマチュアが使う「上手な作品」の意味が異なるからです。ほとんどのセミプロやアマチュアの人が考える「上手な作品」とは「好きな作品」を指し示すのだけど、プロの場合は「お金になるか、ならないか」で判断します。冷たい表現ですが、どんなに技術があっても、仕事に活用できる場がなければ意味がない、仕事にならないと言うことです。

 それと参考程度に……お金をもらってプロが制作するものは「商品」であって「作品」とは言いません。

意外と知られていないHPの話

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 みなさんはプロクリエータのHP、オフィシャルとかファンサイトではなく、個人のHPを見たことがありますか? セミプロさんのHPだったら、一般的に知られているようなHPはたくさんありますからご存じだと思います。でも、仕事を抜きにした完全な個人のHPをご存じの人はあまりいないと思います。それは見たとしても、プロクリエータがやっているとは思えないHPばかりだからです。

 子供のイタズラ描きみたいなイラストのサイト(ほとんどがこれ)、50歳近くのおじさんが女の子の振りをして詩や音楽をやっていたり、若いのに「変わった形の石」の写真を撮っていたりと、ちょっと風変わりなHPが多いんですよね。まあ、仕事上での名前さえ知られなければいいや、って感じの人が多いことを覚えておきましょう。
 まあ、お金にならず、誰もが無料で見られるHPに真剣に作品をアップするのって、無意味だよね? ボランティアじゃないんだから。でも、中には真面目に本名で仕事に近いことをやっているHPもあるんですけどね(完全にふざけているのも多い)。そう言う真面目な人のHPは応援してやってくださいませ。

 本名を出さずに息抜きでHPをやっている人と、真面目に名前を出してHPをやっている人の収入はどちらが上かは、想像がつくと思います。ある程度の収入があれば、自分を宣伝をする必要がないのですから。それに、仕事がたくさん舞い込んできても、仕事をこなせなければ、評価が下がってしまいますからね。
 受注と納期、仕事単価の関係、フリー(プロが言う場合、自営業を指します)で仕事をしている人にとって難しい問題だと思います。

男の退き際

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 よく使われる言葉に「もう、十年早く~を目指せば良かったのにね…」と言うのがあります。私だけではなく、みなさんも使いますよね?
 夢を追うには、個人の強い意志と努力が必要です。でも、もっと大切なことは、「お金」なんですよね。お金が無ければ、生活できない世の中なんです。

 一生懸命に頑張っても芽が出ない人、口だけ努力して何もしない人、クライアントさんに気に入られて比較的安定した仕事がもらえる人…沢山いますよね? 一番良いのは、クリエータとして仕事をするために企業に就職することだと思います。これだと、誰の負担にもなりませんしね。

 そして、誰にでも男の退き際について考える時期があります。如何に潔く辞めるか……難しい話です。
 口だけ努力しても何もしない人の場合は、プロになることは絶対あり得ないことですからどうでもいいのですが、特に一生懸命に頑張っても芽が出なかった人の場合、真剣に現実と向き合う時期が来ると思います。夢と現実を天秤に掛けて、誰かに後押ししてもらうのが楽かもしれません。自分で納得できる理由を考えるのも良いでしょう……。
 でも、普通に働きながら、副業としてのクリエータもいいと思いますよ。小さなギャラリーを借りて個展を開いたりね。

 私たちは、一生懸命アルバイトをしながら生活費を貯め、残り少ない時間に精一杯作品制作をしてプロを目指す人たちを応援しています。レベルにもよりますが、その人向けの仕事があれば紹介してあげるし、最低限知っておいたほうが良いであろう、予備知識を教えてあげたり……。でも、そこで伸びる人もいれば、伸びない人もいるのが現状です。

 現在は昔と違って、チャンスは一度だけだと思った方が良いみたいです。そのチャンスを活かせなかった人の多くは、必ずと言っていいほど「言葉」で失敗しているんです。具体的には書きませんが、「自分がされて嫌なことは相手には絶対にしない」と言うのがキーワードのひとつになっています。
 もし、相手があなたの「仕事」や「言動」に対して腹を立てた場合、あっという間にその情報は、回覧板(隠語)で広められます。そうなった場合、私たちでも、怒らせてしまったクリエータさんをかばいきれなくなってしまいます。それと同時に、「クリエータさんは沢山いるのだから、誰に仕事を頼んでも関係ないだろう?」と言う理由で、その怒らせてしまったクリエータさんは……どうなっちゃうんでしょうね、となります。
 昔は特定できなかったことでも、現在では簡単に特定されてしまう。なんだか怖い世の中になってしまいましたね。


悪循環

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 初めにお断りしておきますが、ある特定の業種を非難するわけではありませんのでご了承ください。

 企業に就職すると、新人だろうが中途採用だろうが試用期間があります。この試用期間は、大体3ヶ月から半年なのですが、その期間内で会社側は入社した人物の評価を下す訳です。
 新卒でクリエータとして就職した人たちのことで、試用期間について、特に面白い、興味深いことがあります。
 新人なのだから、キャリアが無いのは当然です。ですから、初めは「お手伝い」程度のことしかさせてもらえないでしょう。殆ど雑用に近い仕事、アルバイトと変わらない仕事をさせられる場合もあります。ここで私が言いたいのは、試用期間が過ぎるまで、雑用同然の仕事しかさせないで、「クリエータとしての才能がない」と言ってクビにするケースが多いのです。これって何だか変だよね?
 彼ら企業側の言い分はこうです。「企業は学校ではありません。給料をもらって仕事をする場なのです。学びたければ、逆にお金を払ってもらいたいくらいです」こんな感じのことを言われた方も少なくは無いでしょう。
 何でこんなことになるかは、詳しく説明するつもりはありません。ただ、新人を受け入れる企業は全く損はしていない、と言うことだけは覚えておきましょう。

 ここから悪循環が始まります。
 試用期間を過ぎる前に解雇となった人たちの行動は、このインターネットの世の中ですから何となく想像できると思います。彼らの多くは、お手伝い程度の仕事しかしたことが無いのに、プロを気取り自慢げに話したくなるのも、何となく理解できます。でも、そのことを良いことだと思わない企業や人も大勢いるのです。
 二、三年程前だったと思いますが、ある回覧板(隠語)が出回り、プロと呼ばれる人たちが「インターネットの匿名性の高い部分」に出入りをするのを自粛するようになりました。何故出入りしなくなったかの理由を知らないアマチュアの人たちは、プロ気取りの人たちの想像に近い言葉によってクリエータの仕事を夢を見て、同じ道を辿るように、同じことを繰り返してしまいます。そしてまた同じことの繰り返し……。
 そこで特に悪さが過ぎる人たちに対しては、「彼らがプロを夢見るのなら、プロにさせなければよい」と言う正しい行動がとられてしまいます。仕事を誰に出すかは自由ですからね。出すとしても、プロが受けないような手間がかかっても金額が少ない仕事だけかな?
 まあ、クリエータへの夢を見るだけで夢を叶えようと思わない人たちは、想像の中で遊んでれば良いのだから、私たちには全く関係のないことなんですけどね。

継続は力なり、だってさ

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 クリエータ、クリエイター、創作者、技術者……色んな呼び方がありますよね? 私たちが現役の頃は単に、アーティストと呼ばれていました。そんなことはどうでも良いんですけどね。ちなみに「くれいた」と発音すると、何故か外国の人には通じます。

 最近は知らない人が多いみたいですが、クリエータになるのって、普通の会社に就職してサラリーマンになるより難しいんです。昔は、師匠と弟子、大学の先輩と後輩と言う形で色々と仕事を紹介してもらえたのですが、現在はチマチマと独りで創作活動をしている人って多いですよね? そして何かの小さな個展を開くときだけ連んだりして。はっきり言って、そう言う人ってあまり伸びないですよ。周りにいるお友達が優れた人だったらまだましなのですが、そうでない場合、必ず足を引っ張られます。足を引っ張られたことが原因でいつまでもプロごっこを続けている人が多いのは知っていますよね?

 でも、プロとして活躍している師匠や先輩が居ない人は、どうしても独りでチマチマするしか無いんです。
 もし、HP上に作品を並べて仕事の募集がしたいのなら、友達を選ぶべきです。そして、インターネット上の評価は、プロとしての仕事の評価とは別ものであると正しく認識するべきです。これらのことができないと、いつまでたっても、うだつが上がらず、家族に迷惑を掛けるだけの存在になってしまいます。
 HP上に並べられている作品が良い作品かどうか、仕事ができそうかどうかは、商売人、つまりプロが判断することであって、アマチュアやセミプロが判断することでは無いことを覚えておきましょう。アマチュアさんたちのアドバイスの言葉に耳を傾けても時間の無駄ですから。

 まあ、どの分野においても続けることが大事だと思います。そして、我が道を行く、のも大事だとは思うのですが、広い意味で世の中、何が流行しているのか? 隙間産業的なもの(ライバルが少ない)ことに挑戦してみるとか、色々とあります。ただし、みんながやっていることと同じことをしても、余程のことが無い限り、無駄にはなりませんが、練習程度で終わっちゃうかもしれません。
 分かりやすく簡単に言うと、後続ではなく先駆者になれるように努力した方が良いと思います。そのために、今現在は力を蓄えているのだと、自分に言い聞かせて、努力し続けましょう。いつか、必ず報われる日を信じて。

急がば回れ

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 初めにあなたに尋ねます。
 あなたは、有名(著名人)になりたいですか? 周りの人たちにチヤホヤされたいですか? それとも、お金を儲けたいですか? 私の場合は、名前を売るよりも実をとります。

 どんなに実力が有ろうが無かろうが、初めのうちは誰でもその分野で有名になって収入が多いわけではありません。中には企画が上手くいってトントン拍子にプロの仲間入りをする人もいますが極めて希な例です。
 誰もが自分のやりたいことを仕事にしたいと思うのですが、初めのうちは、自分のできることを地道にこなすのが一番だと思います。

 例えば、大学などで木工彫刻を専攻したひとならば、木工彫刻でプロになりたい気持ちがあるはずです。でも、どんなに賞を取ったとしても、木工彫刻の賞なんて誰も知りませんよね? もし仕事の話があったとしても「へぇ~すごいんですね」の一言で片付けられてしまいます。
 それでは一体どうしたら良いのでしょう? 木工彫刻は自分のイメージしたことを木を削ったり加工して表現する技法です。ですから、木を削る、加工する仕事、分野を探すとかなり穴場的な仕事が多くあるんです。例として、ここでは『木型屋さん』を挙げておきます。
 この木型屋さんの仕事をするには、設計図(寸法図)が読めると言うことが条件になるのですが、かなりの加工精度が求められるので良い練習になると思いますし、慣れるとかなりの収入になります。
 そして、ここが一番大事なところです。木型屋さんが出入りするところは、金型屋さんなのですが、この金型屋さんに出入りするのはメーカの営業さんやデザイナーさんなのです。こつこつと地道に仕事を続けながら人脈を築くと、必ずチャンスに恵まれると思います。実際にやっている人って多いですからね。

 この他の分野の人にも応用が利くと思います。自分がやりたいこと、それをするのに必要な技術……やりたいことをするために、必要な技術を向上させる、腕を磨くのも格好の悪いことでは無いと思いますよ。名前を売って貧乏より、名前が売れなくてもお金がある方が良いよね? 急がば回れ。

ちょっと考えちゃいます

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 個人でHPをやっていると、ある種のメールがちょくちょく来ると思います。HPをやっていなくてもある種の電話がちょくちょく掛かってきます。そのメールや電話の内容は、「チャリティの展示会にあなたの作品を展示しませんか?」と言う内容だったりします。この「エデンの扉」に来てくださるみなさんのところにも来ますよね? 別にこの種のメールや電話が悪いとは言いません。でも、内容がちょっと考えちゃうんですよね。

 通常、私たちのところに来るメールや電話の内容を見ると、自分の作品を送るための梱包にはお金が掛かるのだけど、その他の送料やら保険料は主催者側が負担する内容になっています。ですが、この「ちょっと考えちゃう」メールや電話では、全て自己負担で更に出展料を必要とする内容になっているんです。これって可笑しいよね? だって出品してください、と頼んできた方にお金を払うんですよ。レンタル料として逆にお金を貰うんだったら話は分かるのだけど……。

 ここ2、3年の間にこの種のビジネスが増えているそうです。ちゃんと場所を借りて展示会をやっている場合もあるそうです。でも、何故かこの種のメールやら電話では、場所が世界地図を広げなければわからないような小さな国でのチャリティと言うのが多いいそうです……。

 その他にも、プロ志望の方々をターゲットにしたサイト(ロイヤリティが明確ではない)もあるみたいですので、参加する際は事前に調べて、自分が完全に納得してから参加した方が良いと思います。中にはプロ志望の方々を純粋に応援するためのサイトや展示会もありますから。

忘れ物

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 最近、会社の机の中を色々と整理していたら、結構懐かしい物が出てきました。その名は「カラーチャート」。このカラーチャートには現役時分には随分お世話になったのですが、ここ数年はあまり見ることも無く過ごして来ちゃいました。みなさんは私と違って常備していますよね?

 私自身が興味がない物には見向きもしないので知らなかったのですが、CGをやっている人の中には、印刷などを気にして、マゼンタやらシアンやらイエローを気にする人が多いのだそうです。でも、そんな彼らの多くは、先のカラーチャートを持っていない、存在すら知らないのだそうです。これって少し、不思議な話ですよね?

 このカラーチャートはどんな物かと簡単に言うと、印刷色見本のことです。マゼンタやらシアンやらイエローをどんな割合にして印刷すると、こんな色になりますよって、カタログみたいになっています。この色見本以外にも色々と載っていて結構楽しい物だから、捨てたり無くしたりしないように(私の場合は論外だ)。

 殆どの場合、仕事で色関係を扱っている人は、先にカラーチャートで使う色を決めてから作業に入ります。これは色を統一するためでとても重要なことだからです。そして会社によって呼称は異なりますが、この色決め作業を色彩設計(イロギメ)と呼んでいます。

 知らない人が多いので参考程度に……CGなどをやっている人が使うカラーチャートは「BL-CMY」で工業デザインをやっている人が使うカラーチャートは「マンセル(が多い)」です。これらは見た目は似ているのだけど、色の配合が異なります。忘れてしまった人は、もう一度、色彩工学の本を読み返しましょう。

 そして忘れちゃいけないのが、これらのカラーチャートを私たちのように仕事で使っている人は、電話一本で無料で貰えると言うこと。ただし、アマチュアでカラーチャートが欲しい人はお金を出して買って下さい。プロの振りをして入手すると……後で困るのは自分自身ですから。

 プロの場合、無料だからと言って粗末にすると、罰(バチ)が当たりそう……大事に扱いましょう。

挨拶してますか?

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 12月現在。この時期は色々と大変だったりします。ナスビ(賞与のこと)や仕事納め、来春の仕事の準備や帳簿の整理とやたらと忙しかったりします。まあ、うちの場合、これら殆どが事務方兼営業(経営者)である私の仕事なんですけどね。

 話は変わりますが、年が明けると仕事始めとして、たぶん一番大事な仕事、年始の挨拶をすることになります。この挨拶回りは年賀状を出したからOKと言うわけにはいきません。取引先のお客様(担当の方)や日頃お世話になっている方々に対するお礼の気持ちと、その年の仕事の打ち合わせなども兼ねているからなんです。
 事前に把握してあるお客様の予定、つまり仕事始めの日程に従って、スタッフ総動員でいわゆる粗品を持って挨拶に行くのですが、長話に花が咲いて中々予定通りには進まなかったりします。でも、これって日本の社会における人間関係を築く上で非常に大切なことなんです。ここで人間関係が拗れてしまうと、先ずその年の仕事は無くなってしまうことくらい誰だって知っていることでしょう(分からない人が意外と多い)。

 最近仕事を始めたばかりの人の中には、メールだけで全て済ませようとする人がいるそうです。このメールは楽は楽なのだけど、ちょっと問題でもあります。皆さん同様、私もそうだけど、仕事上大事なメールを貰っても、平気な顔で「そんなの貰ってないぞ」と言っちゃいますからね(新人イジメ?)。まあ、こんなことを言われたことがある人って多いんじゃないかな? 簡単に言ってしまうと「責任の押しつけ」なんだけどね。
 こんなことを言われないようにするにはどうすればいいのか、誰だって分かりますよね?そう、念を押すのが大事なんです。もし、あなたが新人さんで取引先にメールを送ったのならば、必ず取引先に「今、~さん宛にメールを送りました」と電話しましょう。そして、取引先からメールを貰ったのならば、「今、メールを受け取りました」と電話しましょう。面倒くさいかもしれませんが、たったこれだけの手間だけであなたの評価は確実に上がります。そして取引先の方から、「面倒だから、いちいち確認の電話はしなくてもいいですよ」と言われるまで続けるのが吉です。
 それと、私たちが仕事でメールのやり取りをする場合はお金が掛かりますが必ず、何とかマークと契約してセキュリティ保護(認証)、暗号化されたメールを使っています。これだと迷惑メールとのフィルタリングも楽だしね。

 最後に、日本の社会では平気で悪口を言う人と挨拶ひとつ出来ない人は必ず現実的な世界、仕事上で干されます。これだけは良く注意して、初心の気持ちで胸に刻みつけていきたいものです。
 では、良いお年を。